はじめに
これまで、保険のこと、在宅ワークに就くまでの経緯についてお伝えしてきました。
今回は少し視点を変えて、私自身のバックグラウンドである「保育士としての10年間」が、自分の子育てや、今の暮らしにどう活きているのかについてお話ししたいと思います。
保育士10年間、乳児クラスで見てきたもの
新卒で保育士になってから10年間、子どもたちの成長に携わってきました。
最初に就職した園はいわゆるブラックな職場で、体調を崩して2年で退職しました。その後転職し、結婚・長女の出産を経て、次の園には8年間勤めましたが、ここでも体調を崩し、入退院を繰り返すようになりました。体調不良や出産・育休が重なったこともあり、複数担任という形で、0歳児から2歳児の乳児クラスを担当することが多くありました。
10年間を通して感じたのは、子どもたちの人生の最初の一歩に、たくさん立ち会わせてもらえたことのありがたさです。保護者の方々も、それぞれ様々な環境の中で一生懸命子育てをされていて、その育児のほんの一部でも支えになりたいという思いで働いていました。子どもたちの成長を保護者と一緒に喜び合えることは、保育士という仕事の大きな醍醐味だったと思います。
一方で大変だったのは、子ども一人ひとりの家庭環境や発達のペースに合わせた関わりをしながらも、集団生活の中でそれがベストな関わりになっているのか、という葛藤が常にあったことです。特に2歳児は自我が芽生える時期で、集団保育の難しさを感じながらも、毎日がとても面白く、充実した時期でもありました。
保育士としての知識が育児にくれた「おおらかさ」
保育士としての知識は、自分の子育てにおいて、心の余裕という形で助けになりました。
発達の段階を知識と経験で理解していたので、「そろそろこういう時期かな」という心構えができ、育児本に書かれている発達の時期と我が子がずれていても、個人差の大きさを分かっていたぶん、必要以上に不安になることなく、おおらかな気持ちで向き合うことができたと思います。
それでも葛藤した、37.4度の朝
一方で、保育士として子どもの体調について知識や経験があっても、我が子のこととなると、いつも理想通りに判断できるわけではありませんでした。
特に印象に残っているのが、ほとんどのママが経験し葛藤するであろう「37.5℃問題」
「子どもの体調を優先したい」という気持ちと、「急に仕事を休むのは難しい」という気持ち。その両方を抱えながら、当時はその日の子どもの様子を見て判断していました。
今振り返っても、子育てと仕事の両立に「これが正解」という答えはなかったと思います。
そんな親の気持ちも分かるからこそ、保育士として子どもを預かる立場になった時も、できるだけ柔軟な対応を心がけるようになりました。
在宅酸素療法導入、家族が変わった瞬間
在宅酸素療法を導入した当時、子どもたちは小学2年生と中学2年生でした。その前から入退院を繰り返していたこともあり、子どもたちなりに不安を感じていたと思います。
子どもたちは私の体調を心配して、自分でできることは自分でやろうと協力してくれたり、体調を気遣ってくれるようになりました。
次女の行きしぶり|子どもの言葉だけで判断せず、表情や行動にも目を向ける
次女には、学校生活においてさまざまな事情がありました。
詳しい事情についてはここでは触れませんが、私が保育士として学んできた「子どもの言葉だけではなく、行動や表情を見る」という視点が、親としても役立っていると感じています。
保育士としての経験が直接活きているのかは分かりませんが、子どもは自分の気持ちを言葉でうまく表現できないこともあります。だからこそ、言葉だけで判断せず、表情や行動、普段との違いにも目を向けながら、柔軟に対応したいと思っています。
もちろん最初からおおらかな気持ちでいられたわけもなく。。。なぜ、学校に行きたくないのか?
「なぜ?」を探し、毎朝辛かった日々もありました。それもしばらくすると、親が無理やり学校に連れて行ってどうにかなるものではないと分かり、「なぜ?」を探すのをやめて「なるようになる」と考えるようになったのです。
高校生の長女、「保育士の管轄外?!」に入ってからの関わり方
長女が高校生になった今、正直なところ、ここはもう保育士としての専門領域を超えた世界だと感じています。
高校生になると、親の言うことをそのまま聞くわけではなく、自分で判断して行動するようになります。生まれてから中学生ぐらいまでの間に、生活習慣や社会のルールなどを日々の会話の中で繰り返し伝えてきたことが、彼女の中のベースになっていると感じているので、今は多少好ましくない行動(夜更かしや夜食など)があっても、他人や社会に迷惑をかけない範囲であれば、おおらかに見守るようにしています。
友人関係の悩みについても、長女自身に原因がある場合も含めて、すべては経験から学ぶことだと思っているので、話を聞くことに徹し、時々アドバイスをする程度に留めています。良い結果も悪い結果も、自分で考えて経験してほしいと思っています。
まとめ:知識より大事にしていること
保育士としての10年間で得た知識は、確かに子育てにおいて大きな支えになりました。発達の目安を知っていることで得られる安心感は、今でも役立っています。
けれど、知識だけではどうにもならないことも、たくさんありました。我が子の発熱にどう対応するか、次女の学校生活にどう向き合うか、高校生になった長女とどう距離を取るか。どれも、正解のない中で、その都度悩みながら向き合ってきたことばかりです。
保育士としての専門性と、一人の親としての実感。その両方を行き来しながら、これからも子どもたちと向き合っていきたいと思っています。
このブログで書いていきたいこと
保育士として子どもと向き合ってきた10年間、親として子どもを育ててきた十数年間。そして、自分自身の体調や働き方と向き合ってきた経験。
振り返ってみると、どれも「どうすれば毎日の暮らしを無理なく整えていけるか」を考える時間だったように思います。
このブログでは、家計管理や働き方、子育てなど、40代になってから私自身が「整え直してきたこと」を、実体験を交えながら書いていきたいと思っています。
きっちり完璧に整えるのではなく、自分や家族に合う方法を、無理なく、ほわんと見つけていく。
そんなブログにしていけたらと思っています。


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